2024年03月22日

【A.ランゲ&ゾーネ】新作限定モデル『1815 ラトラパント』を発表

1815ラトラパント
卓越した技術で実現したショートタイム計測

A.ランゲ&ゾーネの1815 ファミリーに、製作に熟練の技が求められる複雑機構の一つであるラトラパント・クロノグラフを搭載したモデルが仲間入りする。この新作に、モデル名にもなっている複雑なラトラパント機構に焦点を当てて開発された、独自のムーブメントを搭載。そのムーブメントは、独創的なダイヤルデザインのベースとなっているだけでなく、A.ランゲ&ゾーネが独自の道を歩んでゆくことを可能にする原動力でもあるのである。今回新たに加わったプラチナケースに身を包む1815ラトラパントは、製作数200本の限定モデル。






ショートタイム計測の名手

1815ラトラパントは、A.ランゲ&ゾーネの時計師たちが有する短時間計測分野における専門性の高さを改めて示す時計。複雑なメカニズムによって、伝統的なクロノグラフに1分以内の中間タイムを何度でも計測できる機能が加わった。そのために、この時計には重なり合う計時用の2本の針、すなわちクロノグラフ秒針とラトラパント秒針が取り付けられている。2時位置のボタンを押すと、この2本の針が同時に動き始めます。ラトラパント秒針は、クロノグラフ秒針とは別に停止させることができ、その後再びクロノグラフ秒針と同期させることができる。このプロセスは何度でも繰り返し行うことができ、例えばラップタイムの計測などに利用できる。

機能性とエレガンスが両立

1815ラトラパントのプラチナケースは気品を漂わせる。明るいシルバーカラーのダイヤルには濃いブルーの針が鮮やかに浮かび上がり、タイムや時刻を確実に読み取ることができる。線路をイメージしたレイルウェイモチーフの分目盛りと大きなアラビア数字は、A.ランゲ&ゾーネの伝統的なデザイン要素。これらは、往年のランゲ製懐中時計の特徴であり、現在も創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲの誕生年にちなんで名付けられたこのプロダクトファミリーのダイヤルデザインに受け継がれている。

この時計専用のムーブメントを開発することにより、サブダイヤルの位置も自由に決めることができた。通常なら3時と9時の位置に30分積算計とスモールセコンドを配置するのですが、この時計では、12時と6時の縦方向に配置した。このように対称に配置したバランスの良いダイヤルデザインは、1815ラトラパントに表情豊かな個性を与えている。さらに、ダイヤル周辺のタキメータースケールで平均速度も把握できる。






自社製キャリバーL101.2

1815ラトラパントを駆動するのは、自社製ムーブメントL101.2。ラトラパント・クロノグラフ機構は、その全容をサファイアクリスタルのシースルーバックから見えるようにムーブメントに組み込まれており、複雑な切替えプロセスをつぶさに観察することができる。この機構では、タイムおよびラップタイム計測を制御するために、2個のコラムホイールを用いる伝統的かつ高精度な方式を採用した。ゼンマイを完全に巻き上げると、香箱に58時間のパワーリザーブが蓄えられる。ランゲ自社製フリースプラング式ヒゲゼンマイは、同じく自社製のチラネジテンプと連係して、毎時21,600振動(3ヘルツ)で安定した歩度を約束する。

ランゲが自社で開発・製作したラトラパント・クロノグラフ機構を搭載するキャリバーとして7個目となるムーブメントは、すでに1815ラトラパント・ハニーゴールド“F. A.ランゲへのオマージュ”に搭載されている。これは、2020年にA.ランゲ&ゾーネの創業175周年を記念して製作された100本限定モデルで、ムーブメントには特別な装飾仕上げが施されている。




キャリバーL101.2



工匠の技

手作業で二度組方式で完成されたキャリバーには、フェルディナント・アドルフ・ランゲから受け継いだ伝統が反映されている。彼が設計したムーブメントには、構造的に優れた要素だけでなく、A.ランゲ&ゾーネならではの美しいデザイン要素を見ることができる。その中でも“1A”と呼ばれる最高品質クラスを誇ったF. A. ランゲ作の懐中時計に倣って、キャリバーL101.2でも、素材の特性を生かした洋銀製の受け部品、チラネジテンプ、受け石を固定するビス留め式ゴールドシャトン、ハンドエングレービング入りテンプ受けを採用している。これらの伝統の要素と現代の時計師の技能が融合し、精密な機械式時計という総合芸術作品が生まれるのである。

ラトラパント・クロノグラフのレバー、バネおよび裏押さえなどの可動部品の上側を線彫り模様で飾る一方、周囲の面取り部分を光沢研磨している。角度の鋭い内側隅の面取り部分の研磨は、特に難しい作業。わずかな丸みも残らないように隅を正真正銘の鋭角に磨き上げることができるのは、名人級の職人のみである。






クラス最高峰

一流のクロノグラフ、特にスプリットセコンド・クロノグラフの構想と製作は、数ある精密時計の中でも最も困難な課題の一つ。この複雑機構の正確さと信頼性の高さを実現するには、かなりの技能と経験と忍耐力が必要である。

A.ランゲ&ゾーネは再建以来、この分野で新たな規範となったモデルをいくつか発表している。2004年に発表したダブルスプリットは、精密時計製造の歴史上初のダブルラトラパント仕様のクロノグラフで、中間タイムの計測時間枠を60秒から30分に拡大した。2018年発表のトリプルスプリットは、ラトラパント機能の開発において現代の最先端をゆく時計である。この時計では、1本ずつ別々に停止できる2本の針をもう1組増設したことにより、クロノグラフ機能とラトラパント機能の計測時間枠が12時間へと飛躍的に拡大した。精密時計界では今日まで、この2モデルに匹敵する時計は出現していない。そして、新作の1815ラトラパントでは、伝統に倣って解釈して設計・製作したスプリットセコンド機構だけを複雑機構として搭載した。この時計の手巻きキャリバーは、部品365個からなる複雑な構造であるにも関わらず、直径41.2ミリのプラチナ製ケースの高さを12.6ミリに抑えている。製作に高度な技術力が求められるこのモデルを、世界200本限定で展開する。










■商品仕様



モデル名:
1815ラトラパント
Ref:
425.025
ムーブメント:
ランゲ自社製手巻きキャリバーL101.2、ランゲ最高品質基準準拠、手作業による組立ておよび装飾、五姿勢調整済み、素材の特性を生かした洋銀製の地板、ハンドエングレービング入りテンプ受けとクロノグラフ受け
ムーブメント部品数:
365
石数:
36
ビス留め式ゴールドシャトン:
4
脱進機:
アンクル脱進機
調速機:
耐震機構付きチラネジテンプ、自社製ヒゲゼンマイ、毎時21,600振動、スワンネック形バネと側面にある調整用ビスにより微調整可能な速度調整装置
パワーリザーブ:
完全巻上げ状態で58時間
機能:
時および分による時刻表示/ストップセコンド機能搭載スモールセコンド/30分積算計付きラトラパント・クロノグラフ/タキメータースケール
操作系:
ゼンマイ巻上げおよび時刻調整用リューズ/クロノグラフ操作用ボタン2個/ラトラパント操作用ボタン1個
ケース寸法:
直径:41.2 mm、高さ:12.6 mm
ムーブメント寸法:
直径:32.6 mm、高さ:7.4 mm
風防ガラスおよびシースルーバック:
サファイアクリスタル(モース硬度9)
ケース:
プラチナ950
ダイヤル:
シルバー無垢、シルバー
針とインデックス:
時、分およびスモールセコンド:ブルースチール
30分積算計:ブルースチール
クロノグラフ秒針:ロディウム仕上げのスチール
ラトラパント秒針:ブルースチール
ベルト:
手縫いアリゲーターベルト、ブラック
バックル:
プラチナ950製ピンバックル
限定数:
200本、限定番号刻印入り、ブティック限定




A.ランゲ&ゾーネについて

ドレスデン出身の時計師フェルディナント・アドルフ・ランゲは、1845年に時計工房を設立し、ザクセン高級時計産業の礎を築きました。彼が製作した価値の高い懐中時計の数々は、今でも世界中のコレクターたちの垂涎の的となっています。第二次世界大戦後、A.ランゲ&ゾーネは東ドイツ政府により国有化され事実上消滅、一時はその名が人々の記憶から消え去ってしまうかと思われました。しかし1990年、フェルディナント・アドルフ・ランゲの曾孫ウォルター・ランゲがブランドを復活させます。現在では、ゴールドまたはプラチナのケースを使った腕時計を中心に、毎年数千本のみ製作しています。A.ランゲ&ゾーネの時計には必ず、自主開発され、手作業で入念な装飾と二度組方式で仕上げたムーブメントが搭載されています。1990年以降に開発された自社製キャリバーは69個を数え、A.ランゲ&ゾーネは世界でも最高峰の地位を確立しました。その代表作には、一般モデルとして初めてアウトサイズデイトを搭載しブランドを象徴するモデルとなったランゲ1や、瞬転数字式時刻表示を搭載したツァイトヴェルクがあります。まれに見る複雑機構を搭載するツァイトヴェルク・ミニッツリピーター、トリプルスプリット、そして2013年に発表された6本限定のブランド史上最も複雑なモデル、グランド・コンプリケーションは、受け継がれてきた時計作りの技をさらに高めようとするA.ランゲ&ゾーネの真摯な姿勢を体現した時計です。2019年には軽快さとエレガンスが共存するオデュッセウスを発表し、A.ランゲ&ゾーネの歴史に新しい章を開きました。

【関連記事】:https://www.jpan007.com/

■お問い合わせ先
A.ランゲ&ゾーネ TEL : 0120-23-1845  
タグ :www.jpan007.com


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2024年03月22日

【ジャガー・ルクルト】アマンダ・セイフライド主演の『IN PURSUIT OF CHANCE』を発表

ジャガー・ルクルトは、詩的で魅力的な動画、『In Pursuit of Chance』を発表。この映像の中ではアマンダ・セイフライドが登場し、新作ウォッチ、ダズリング・ランデヴー・スターを紹介する。フレンド・オブ・メゾンを務めるアマンダの、高い演技力や視聴者を画面に釘付けにする存在感が、現代のロマンスを追い求めるストーリーに息吹を与える。 この新作動画はミステリアスでドラマティックな作品で、人生や愛、星に関するチャンスについて深く考えさせられる。






『In Pursuit of Chance』には、表明するというコンセプトが込められている。それは、私たちの人生を完全に運命に任せるのではなく、自らの意志をはっきり世界に伝えることによって、望む運命を手に入れて夢を実現できる状況を生み出すということ。流れ星は、表明することのパワーの象徴。つまり、抽象的なことを表現する現実世界の物理的な現象である。この偶発的に発生する天体現象はチャンスが偶発的に訪れることを映し出している。

「自分の人生と重なる点があるこの短編動画の制作はとても楽しいものでした。」と、アマンダは述べている。「私にとって流れ星は、変化の象徴となり、希望を与えてくれます。流れ星に願いをかけるときはいつでも、何か魔法のような不思議なことが起こると信じています。願いをかけることによって、自分の人生を変えることに挑戦し、宇宙がそれを私に許してくれるような気がします。」






この動画は、バルセロナのアーティストであり彫刻家であるハビエル・コルベロが設計して建築した有名な邸宅で撮影された。この建築物は巨大な彫像のフォルムをしており、幾何学的なコンク リートの構造物がさまざまな高さに積み上げられ、宙に浮く階段やカーブしたアーチでつながれている。これらによって、ドラマティックで迷路のような効果が生み出されている。

星空をバックにした演劇風の別世界で、アマンダは新作ダズリング・ランデヴー・スターを身に着けて登場。彼女がウォッチから夜空に目を向けると、天空に流れ星が瞬き、現実と夢のような状態が入り交じる。彼女は、静かに瞑想して自分の意志を宇宙に告げ、切迫した気持ちで自分の運命に向かって進む。その瞬間、アマンダが演じる女性は、流れ星が彼女の願いを叶える触媒であることに気付く。ウォッチに再び目をやると、流れ星がダイヤルを横切り、彼女は現実に引き戻される。そして、求めていた運命へと導かれる。






夜空を想起させる魅力あふれるタイムピース

予測不可能で儚く神秘的な流れ星は、すべての天文現象の中でも最もロマンティックで魅力的なものであり、太古の昔から人類を魅了し続けている。今回、流れ星が、ジャガー・ルクルトの時計職人にインスピレーションを与えた。マニュファクチュールで考案および開発されたまったく新しい機構で、流れ星の魔法を手首の上に再現した。ダイヤル上をランダムに流れ星が瞬きながら横切る。

「私はいつも澄んだ夜の星空の美しさに夢中になり、よく裏庭で夜空を見上げながら時を過ごしていました。」と、アマンダは言う。「ごくまれに、ご褒美としてとても貴重な流れ星を見ることができました。ジャガー・ルクルトの時計職人が、この魔法を腕時計で表現する方法を見つけたことを考えると驚きです。」

ダズリング・ランデヴー・スターは、ブルーアベンチュリンのダイヤルに、満天の星空の美しさを見事に表現し、ウォッチケースを囲む2つのリング状のダイヤモンドが、まばゆいばかりのランデヴーのシグネチャーを際立たせている。さらにもう一つのダイヤモンドのリングで囲まれたダイヤルのセンターには、3枚のディスクが重ねられており、停止中は流れ星が隠れている。手首が動いて起動すると、流れ星が一瞬だけ現れて消える。これは、インスピレーションの源となった現象のように、一瞬のことで、予測できず、魅力的である。






ダズリング・ランデヴー・スターについて

2019年にランデヴーコレクションに加わったダズリング・ランデヴー・スターは、ジャガー・ルクルトの宝石セッティング技術の高さを証明しています。36mmのウォッチケースを備えたダズリング・ランデヴー・スターのベゼルは、2つの同心リングで構成されています。36個の石がセットされた外側のリングは、プロング(またはグリフ)・セッティングによって、この煌びやかな円形に優雅な質感を作り出しており、ケースから浮かび上がっているように見えます。ゴールドの爪によってダイヤモンドを高い位置で保持することで、光があらゆる角度からダイヤモンドを通過できるようになっており、それぞれの石の存在感を最大限に高める一方で金属部分ができる限り見えないようになっています。この時計ケースの仕上げとして、ラグの上面にはダイヤモンドが、 リューズにはインバーテッド ダイヤモンドがセットされています。ランデヴー コレクションのコードに忠実なこのダイヤルは同心円状のデザインで、ゴールドのフローラル針が時刻を示します。複雑機能を備えた特定モデルでは、ダイヤルのセンターに複雑機構が表示されます。シグネチャーであるフローラルフォントの植字数字のリングがセンターを囲み、半球状でポリッシュ仕上げゴールドのアワーマーカーがダイヤルを仕上げます。

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■お問い合わせ先
ジャガー・ルクルト TEL. 0120-79-1833
  
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